佐賀・神埼・吉野ヶ里だより

夕暮れ時から宵にかけて・・
以前から星や月を見るのが心地よくて
よく空を見上げていますが・・

ここ数日の金星がなんとまぁ明るいこと！
光り輝いています。

まるで夜空の中のポツンとある一軒家が
煌々とライトを照らしているみたい・・

それをあたたかく見守っているかのように
すぐ近くでやさしく輝くお月さま・・・
絶景です！

画像・・撮りましたが・・
あまりにも説得力のない画像で・・

あまりにも実際に観ている明星との差が
大きくて・・カット！

今夜もまだ十分綺麗だと思います。
どうぞ直に楽しんでください。

明星を見てると願い事を心から祈りたく
なります。
「どうか早く地球を救ってください・・」

  

4月も残りわずか・・
もうすぐ5月・・

今、脊振路を行くと新緑の中に様々な彩り・・
シャクナゲの赤、白、淡いピンク・・
ツツジは種類も色も多種多様、それは綺麗！

中でもミツバツツジの透明感のある花紫は
この季節ならではの色・・

山藤は薄紫の藤色、ヤマブキの黄色は山吹色・・
ヤマボウシの白い花のような葉っぱ・・

高取山の頂から南を見れば、はるかに筑後や
耳納の山々、薄曇りで有明海までは・・
見えませんでしたが・・絶景でした。

今の状況じゃなかったら・・
皆んな見に来て！ 脊振の山は今が1番
良い時ですよ！
と、叫びたい気分でした。  

おそらく日本中・・ ・今、どこかの市町で
行われているのが町の飲食店のテイクアウト

神埼市のHPにも15日から掲載されていて・・
これまでお弁当とかなかった店舗のメニューを
楽しんで・・チョコチョコ頼んでます。

どちらの店舗もいろいろ工夫されているのが
わかります。

で、これまでテイクアウトの定番だったのが・・

神埼宿場茶屋のおこわとそうめんコロッケ、
もちろん健在・・売れてました。

数が揃えば配達・・のお店もありますが
やぐら寿司のようにドライブスルーの店も！

人類が始めて遭遇したとんでもない災禍、
まだ先が見えないこの困難を・・
耐えて頑張るしかありません・・  

午後から快晴になりました。
心地よい風が吹いています。

残念ながらコロナ・・拡大しています。
みんな戦々恐々の気分・・

そんな気分で馬場川を渡っていたら・・
川岸の石堤の上にこんなツツジの花が・・

立ち止まってよくよく見ても白いツツジの木、
でもなぜか先の方に一輪だけ紅い花が・・
不思議です！
でもちょっとホッとする光景でした。

昨日、ラジオで聴いた話では・・
鹿児島のソメイヨシノが今、満開だそうで
開花は4月1日で、例年だと1週間で満開なのに
18日もかかったそうです。

神埼市のソメイヨシノの満開は3月末でした。
冬、寒くなかったのが原因らしく・・
桜は寒い方が目覚めがいいそうです。

それがダラダラと暖かいままだと寝ぼけた
状態でパッチリスイッチが入らないそう・・

紅一点のツツジの花とは無関係ですが・・
花などの季節の話題はホッコリでした。  

その昔の文部省唱歌に「わかば」という
歌がありますが、この季節、緑の中に入ると
自然に口をついて出てくる好きな歌です。

♬鮮やかな緑よ 明るい緑よ
鳥居を包み 藁屋 を隠し
香る 香る 若葉が香る


仁比山神社の新緑は鮮やかです。

鳥居を包み込んで空気まで緑色です。
しばし現世から離れて・・
その昔からの空間に浸りました。  

2020年の新年が明けた時、まさかこんな
春になるなんて思いもよらなかった・・
世界中の人が思ってるはず・・

未だに収まらない新型コロナウィルスの前に
右往左往の私たちです。

先日の佐賀県知事の会見のあと・・
神埼市もより以上の警戒態勢になっています。

市内の各施設も休館になりました。
脊振町にある高取山公園の物産所・・
わんぱく館も5月6日まで休館になりました。

今、八重桜やシャクナゲが綺麗です。
湯がいたタケノコは最盛期です。
ワサビ菜も旬の時です。

でも仕方ありません
自然は来年も巡ってきます。
今はジッと耐えて我慢の時・・

青い空に白い雲がふんわり・・
心が下向きにならないよう・・
空を見上げます。  

神埼の櫛田宮には「琴の池」という
池があります。

池にコイやスッポンがいるのを見かけますが
常駐しているのがつがいのカルガモ・・

琴の池で営巣してヒナを育て、先日無事に
引っ越し終了！

櫛田の池から直線で約80m・・
車の通る道を横切り、路地を抜け馬場川に
6羽の幼いヒナを連れて・・

ただ私、残念ながらその場に居合わせず
目撃できず・・後日、見ていた知人から
聞いたら・・「それは可愛かった！」

お母さんと子どもが引っ越ししたので
今、池にはお父さんカモが！羽だけ・・
心なしか淋しそうでした。  

佐賀は古代から照葉樹の森に覆われて
いたようで・・、縄文時代もですが

吉野ヶ里遺跡からもイチイカシやアラカシ
など様々なカシやシイの仲間が発掘・・

樫は文字通り堅い木なので鍬や斧などの
柄に使用され、しかも二千年後までよく
残っています。

今、神埼の脊振山地の麓にある里山は
その照葉樹の新しい芽吹きの季節・・

自然林の日の隈山も樹木の種類の多さが
わかる様々な色模様・・

これから照葉樹は「花」の季節を迎えます。
初夏にかけて黄色系の穂のような花は・・

風に乗って強い香りがどこまでも漂い・・
「花が咲いた！」と虫だけでなく、人も
わかります・・そんな季節がもうそこに！  

神埼駅北口前にある吉野ヶ里遊学館は
観光協会の物産所兼観光案内所です。

この時期、店頭にはタケノコやミニトマト
新玉ねぎやレタスなど春野菜がいっぱい！

値段も手頃で新鮮な地元産なので人気の
物産所ですが・・

ところが、今1番売れてるのは・・

この手作りマスクです・・とスタッフ！

現在、3人の作者が作っているという事で
結構品数豊富でした。

コロナ騒動で思いもよらないものが
売れているようです。  

とうとうというか、ついにというか
吉野ヶ里歴史公園が4月18日(土)から
休園します。

いつ収まるか・・めどが立たないので
いつまでとは言えず当面の間だそうです。

麦田の向こうは吉野ヶ里歴史公園です。
空の青さが悲しく見えます。

公園の中の墳丘墓や北内郭、展示室などは
先月から休館していましたが・ ・

県立公園の遊びの広場などは駐車場が午前中
満車になるほどの混雑ぶりで・・

屋外とはいえ子どもたちの密集の度合いが
大きく・・苦渋の決断となったようです。

吉野ヶ里歴史公園には子どもたちの歓声や
笑顔が一番似合います。
いつもなら社会科見学の小学生がいっぱい
の季節のはずだったのに・・

1年中で1番素敵な季節なのに・・
ため息ばかりです。
早く、早く一刻も早く終息しますように！
  

低気圧が通り過ぎて・・
今日は青空・・

気温上昇・・
昨日との温度差はどのくらいでしょう。
久しぶりに・・もう使わないと思っていた
ホッカイロにダウンジャケットを・・
それでも寒かった昨日です！

やっぱり暖かい方がいい・・

二条大麦がスクスクと伸びています。
輝く穂は風が吹くとシルクのように
美しくうねります。

風の足あと・・誰かがいいました。
素敵な言葉です。

自然はこんなに豊かで美しいのに・・

  

週末からお天気下り坂・・
日曜日は小雨ながら終日の雨・・
未明からは強い風雨に・・

この風雨で先週から満開となり週末
まで持続していた旧脊振久保山分校の
1本桜も終わりです。

1番早かった宝珠寺の桜はすでに新緑・・
脊振桜街道もすっかり葉桜街道です。

仁比山公園も葉桜になりつつあり・・
遅く咲き始めた日の隈公園の桜も
先週は落花盛ん・・でしたが、日の隈の
桜街道と共にこの風雨で終わりに・・

先週末、至る所の地面には花筵が
広がっていましたが、今日はすっかり
雨に流れている事でしょう。

これで神埼の今年のソメイヨシノや山桜の
季節は終わりとなりました。  

南風が桜の花びらを散らしていきます。
どこの桜も落花盛ん・・

神埼の町中を流れる馬場川にも・・・
上流にある桜が川面に花びらを落として・・
花筏となって流れていきます。

風が吹くと水草や岸辺に寄り添い・・
ずーっと南にある有明海の潮が満ちるときは
流れを落として止まり、逆に上ろうとする花筏・・

季節が進んでいます。。
まもなく桜色から若葉色に景色が変わります。

昨夜のスーパームーンも見事でした。
上がって来たときは大きくて鮮やかな色・・
夜更けて真上に上がった時もそれは明るくて
煌々としたお月さまでした。

かぐや姫が月に戻って行ったときは、たぶん・・
こんなスーパームーンの時だったのでしょうね。
  

昨夜、夜空にはスーパームーン・・
夜が明けて穏やかな春の日差し・・

午前中、日の隈公園へ・・
一部に緑の葉っぱが目立つ木もありますが
天然芝の公園の周りの桜はまだ十分綺麗！

148mの日の隈山頂に登りました。

古代のろしの山から見た仁比山地区は
黄砂の中に霞んで・・
穏やかな風景でした。

世界中を巻き込んでの未曾有の大災害が
起きていなかったらどんなに心地よく
眺めたことでしょう。

福岡は殆どのデパートが閉まりました。
国営海の中道公園やその他の大きな公園も
休園とか・・これから一体どうなる事か・・

今回の緊急発令が良い方に向かう事を
心から願います。  

旧脊振村はその全ての面積が山間部・・
約61㎢という広大な面積ですから以前は
東と西に分校がありました。

東部の久保山分校は標高600mの所にあり
明治から平成15年、閉校になるまで分校の
子どもたちを見守り続けた1本の山桜が・・

先の方にほんの少しのツボミを残して
ほぼ満開になりました！
今日の午前10時頃の画像です。

空は快晴・・葉っぱが落ちる音も聞こえ
そうなシンと静まり帰った山あいに・・
ウグイスの澄んだ声が響いていました。  

週末のお天気は、もったいない程の
青空と春風のいい天気に・・

昨夜のみゆきのお下りも無事終わりました。
今日は午後1時から神さまたちはお泊まりの
下宮から上宮に向けて出発されます。

ところで写真マニアの方々からお問合せの
多い脊振の山中、久保山分校跡の1本桜・・
金曜日の夕方に見に行ったときは・・・

3分咲きという感じでしたので・・
土日の好天からすると・・もう・・ほぼ
満開に近い状態に！

月曜日の週明けに満開の桜を撮りに
行こうか・・と思ってます。

久保山の桜は山桜ですから、新しい
葉っぱと花が一緒に出て来るので・・

満開の花の見頃は３日間ほどです。
あとは赤い葉っぱの勢いに隠れていきます。  

櫛田宮は千数百年の歴史ある神社で・・
足利尊氏が1352年に神埼荘の御家人にあてた
下分（くだしぶみ）の中に「太神楽」という言葉が
みられます。

その太神楽とは、隔年で行われる「みゆき大祭」で
先払いを務める獅子舞のことで県の重要無形民族
文化財に指定されています。

「みゆき」とは行幸のこと・・
神様がお下り、お上りの行幸をします。

今年がそのみゆき大祭の年で4月4日お下り、
翌5日の午後1時からお上りと出ていました。

ところがとんでもない春となり・・
猛威をふるう新型ウィルスの前に櫛田宮や
総代さんや関係者でつくる会では苦悩された
ようですが・・・

疫病退散、国家安寧、五穀豊穣などを祈願する
神事ということで規模を縮小して開催が決まり
今日は準備が行われていました。

通常は、太神楽・・締元行列・・5台の神輿と
500m以上の行列が続きますが・・
今回は神様と先払いの太神楽のみで行うと
いうことですから相当短くなります。

どうか無事に何事もなく神事が行われる事を
祈っています。

  

新型ウィルスの猛威、未だ終わりが見えず・・
どうしたらどうしたら終息するのでしょう。

有田陶器市は延期、吉野ヶ里公園のＧＷの
イベントは中止、神埼そうめんまつりも中止

どんたくのパレードもガタリンピックも中止、
人気の催しが次々に中止に・・

寂しくて残念でしようがないですが今の状況では
仕方ありません。

そして神埼市の「九年庵春の一般公開」も・・
中止が決定しました。

九年庵に隣接の仁比山神社のモミジも新緑が
増して来た今です。

九年庵の中も春に目覚めた木々たちの新しい
芽吹きを見る季節です。
自然はこんなに豊かで美しいのに・・

この世の全ての神様に心から心から撲滅を
祈願したいです。