佐賀・神埼・吉野ヶ里だより

昨日の低気圧は東に通りすぎて行きましたが
今日、午前中はまだ天気不安定でにわか雨が
時折ザーザー降っていました。

午後からは青空が広がって良い天気に・・
ただ、風は強風・・
南からの風がすごい勢いで脊振山地の方に
向かって吹いていました。

そんな風に背中を押されて脊振まで行ったら・・
脊振神社のある久保山地区は田んぼに水が
張ってあり、このGWに田植えが行われそう・・
でした。

この時期によく咲くという「田植えつつじ」が
山あいに赤い花を咲かせていました。

標高の高いこの地区は遅咲きのシャクナゲも
満開・・近くの浄徳寺ではシャクナゲまつりが
催されていました。

濃い緑の常緑樹に淡紫色の藤の花がまだ残り
ウグイスの上手な鳴き声が響いていました。

高取山公園のツツジも満開・・綺麗です。
脊振の山はとってものどかでした。
でも・・・コロナ禍が収まりません。
日々、感染拡大の様相・・

例年なら近隣の県から訪れる人が多い脊振ですが
お互いに往来の自粛要請が出ている今・・です。
我慢の状況のまま5月を迎えます。  

どんよりとした曇り空が広がる神埼です。
未明にほんの少し雨が降ったようですが
今は降っていません。

昨夜の満月は望めませんでしたが・・
前日の夜にほぼ満月をみていたので
よかった！

いつの間にか夜明けがずいぶん早くなり
5時前には白々・・景色が見えてきます。

夕方も7時すぎてもまだ明るさが残って
昼間の時間が長くなりました。

さあ、明日からゴールデンウィークですが
また今年も静かなGWになりそうです。

長いことＧWはイベントなどでバタバタと
動き回ってウチにジッとしている事がなかった・・

年末年始より長い休みです。
昨年も時間を持て余していたような・・

庭の草取りを端から念入りにして・・
犬のシャンプーもこまめにして・・
押入れやタンスを全開して、不用なものを
仕分けして処分するか・・

それにしてもツレとふたりだけのＧW・・
なるべくコマネズミのように動き回ろう・・かな。  

4月最後の日曜日・・
空は快晴、吹く風はさわやか・・

で・・この爽やかな風の理由は・・
北西からの風だから・・
しかも意外と強い風！

今、脊振山の入口に広がる里山は
彩りが見事です。

モミジは淡い黄緑色・・
すっかり古葉を落とした楠も明るい緑色

樫や椎の木はベージュ色の濃淡・・
モクモクと湧くように躍動しています。

いつもより10日ぐらい開花が早かったツツジも
まだ名残りの花が緑の中に映えていました。

南部の平野も見事な彩りの季節を迎えました。
ビールになる二条大麦が黄色く熟れはじめました。
小麦はまだ緑色・・
大麦はまもなく黄金色に変わっていきます。

初夏への自然の移ろいは本当に美しく見事・・
爽やかな風とともに良い季節を堪能しました。
  

20年前・・平成13年4月21日
国営吉野ヶ里歴史公園が開園しました。

東口で当時の建設大臣の扇千景さんが
テープカットした事を記憶しています。

吉野ヶ里遺跡が大々的に報じられて全国から
大勢の人が訪れたのは平成元年・・
もう３３年の時が流れました。

国営公園として20年の昨日は、西口から入った
県立公園エリアでセレモニーが行われました。

佐賀県知事や神埼市長、吉野ヶ里町長、両市町の
小学生や保育園児、そして国営吉野ヶ里公園所長
など関係者のみなさんが参加・・

コロナ禍がまんえん中という事で大々的なセレモニー
ではなく花々や緑の植物に囲まれた中でのささやかな
記念式典であったような感じでした。

昨日は夏日でした。
日差しは確かに強かったですが、物見やぐらの上に
吹く風は爽やか・・・
木陰の下には涼風が流れていました。
吉野ヶ里公園は今・・心地よい公園です。  

春の九年庵が一般公開されて10年・・
神埼市と神埼市観光協会が主催で
公開が行われてきました。

昨年は中止になりましたが、この春は
4月29日から5月1日までの3日間・・・
開催の予定でしたが、今朝、中止と決定！

九年庵に来圓の九州各県別では、福岡県が
全体の3分の1以上、次いで長崎県、熊本県、
大分県とやはり隣県が圧倒的に多く・・
その隣県がまた増えていってることが大きい
ようです。

県内の大きなイベントが次々と中止になり・・
九年庵公開はこれまでになく厳重な感染対策を
して行う予定でしたが、やはり中止をした方がよい
との決断に至りました。

今・・九年庵のある仁比山は新緑の中・・
今日、仁比山神社参道を上って行きました。
緑の中に吸い込まれそうでした。

目を上げると青い空・・目前に樫森神社・・
黄金色の若葉がモクモク・・
自然はこんなに美しいのに・・
心が沈みます。  

仁比山の里山が躍動しています。
照葉樹の木々たちがモクモクと沸き立ち、
華やかに、活き活きと・・いい季節です。

仁比山公園の桜は明るい緑の葉桜・・
ウグイスの声が響く渓谷は水音まで
軽やかに聞こえます。

愛逢橋を渡って行く人の髪が・・上着が
風になびいて涼しげで・・

平成7年に完成したこの橋は木星トラス橋、
アーチが緑の渓谷に美しく映えていました。

で、この愛逢橋のことが4月19日(月）７：４５～
NHKＢSプレミアム「こころ旅」月曜朝版で
流れるとの事です。

この番組は、視聴者から頂いたお便りの、心に残る
場所を火野正平さんが自転車で訪ねる番組ですが

正平さんが訪れる事が出来なかった場所を番組が
代わりに紹介するのが「月曜朝版」

この週は佐賀県内を旅する週でダイジェストの映像
と共に「仁比山公園・愛逢橋」へのお手紙と映像が
流れます。

朝、忙しい時間帯の7時45分からNHKBＳプレミアムを
見るのは大変でしょうが・・宜しかったらご覧下さい。



  

週明けの月曜日、お天気は下り坂・・
久しぶりに土日は晴れでした。
頑張った高気圧がジワリと東の方へ
去って行って・・午後からポツポツ！

雨が降ると少し心配になるのが、今を
盛りと咲く花々たちのこと・・

今、脊振の広滝から305号に右折して
脊振山の方に道なりに進んで行くと・・

道端に点々とあるシャクナゲが満開になって
います。シャクナゲ寺で有名な浄徳寺への
まさに道標・・です。

当初、浄徳寺のシャクナゲ祭りは例年並に１７日の
土曜日から催す予定だったそうですが、開花状況が
あまりにも早く・・急遽１１日（昨日の日曜日）からに！

1万本のシャクナゲのうち早咲の花は、ほぼ満開！
ツクシシャクナゲもつぼみがいっぱい膨らんでいる！
と前住職の奥様が・・
「1週間以上早く咲いてしまってねぇ・・」苦笑いです。

昨日の日曜日は、高取山公園でもシャクナゲ散策が
催され、約100名の参加者があったそうですが、ほぼ
満開のシャクナゲに満足されたということです。

神埼町4丁目の大圓寺のヒトツバタゴの花もますます
白さが目立ってきました。
今、駅通りのハナミズキも白い花が満開です。
コデマリやユキヤナギの白い花も満開・・

白い色っていいですね。
で、昨日の桜花賞・・史上初の白馬ソダシの勝利は
感激でした。サンスクリット語で「純粋・輝き」だそうで
これも素敵・・ほんとに美しい3歳の牝馬でした。


  

季節が先に先に進んでいる今年・・
サクラもツツジも早かった・・
そして、この花も・・

大圓寺のヒトツバタゴの花が咲き初め
ました。今、数本が満開、数本が7部咲き
その他はツボミ・・という状態です。

別名ナンジャモンジャの白い花は可憐です。
あまい良い香りがします。
満開になると全体が真っ白、チラチラと黄緑の
新葉がのぞいて・・

今のご住職のお父様、前住職は対馬の出身・・
対馬はヒトツバタゴが自生、群生している島で
その昔、船人が海から見て、真っ白な雪に覆われ
たようなその光景に「あれはなんじゃ・・」

実家から持ち帰った種を植えたのが55年以上前・・
その育った親木から育った子供たちが大きくなり・・
お寺の裏手に約50本、年々美しい花が咲いています。

全体の見頃は来週から・・お天気次第ですが多分・・
1週間は見れるか・・と思います。  

週末の低気圧が去ったあと・・
これまでの暖かい南西からの風が・・
脊振下ろしの冷たい北の風に変わりました。

たぶん、ほんのしばらくの冷気だと思いますが
初夏のような暖かさに慣れた体は「寒い！」

そんな風の中揺れていたのは菜の花の群生！
神埼駅北口前1、7hの田に広がる菜の花が
見頃となっています。

城原川などの自然の菜の花は、2月～3月に
見頃となり、今は緑色の菜種がびっしり・・

神埼駅前の菜の花は人為的に種を蒔くので
毎年少々遅めに満開となります。

先週の土曜日、ななつ星が神埼駅に停まった際
ホームに降り立ったお客様が・・・
「あれは菜の花ですか、綺麗ですね」

神埼駅のホームから北を眺めると・・
脊振の山並みに緑の麦田、そして黄色い菜の花
ゆったりと穏やかに・・幸せな気分になります。

  

今日、仁比山神社へ行って来ました。
初夏の気配・・でした。

モミジはやわらかな明るい緑色の葉を
いっぱい広げて周りは全部みどり色・・
空気までみどり色・・

黄砂が感じられなくて思いっきり深呼吸を
したくなる気分になりました。

桜も葉桜・・緑の葉桜
早咲きのキリシマツツジが小さな赤い花を
いっぱい咲かせて・・もうツツジの季節に・・

シャクナゲも咲き始めました。
早いのは満開に・・

春が駆け足で通り過ぎようとしています。
ソメイヨシノが3月のうちに開花して満開になり
葉桜になるなんて・・・

花が早かったので新緑になるのも早く・・
綺麗だけど・・季節があまりにも急ぎすぎるのが
ちょっと心配！