2009年05月28日

管玉が欠けて・・・

吉野ヶ里遺跡の墳丘墓から、平成元年に発掘された管玉・・・
2100年前の支配者の首飾りと思われています。

その数70数個、鉛やバリウムが含まれた中国産のガラスで、
加工状態から日本で作られたものと考えられます。
管玉が欠けて・・・
銅剣などと共に、吉野ヶ里の出土品の中ではピカイチの管玉!

ところが、この春貸し出した先の県の担当者が、展示の際
誤って床に落とし、欠けてしまった・・・

佐賀県で、大きなニュースとして伝えられたのは当然の事と
思ってましたが、吉野ヶ里で出会う他県の方々から、口々に
管玉の件を言われたことには驚きました。
管玉が欠けて・・・
(体験で勾玉づくりをする子どもたち)
小学生からも聞いて「どうしてそんなにくわしいの?」・・・
ちょうど弥生時代の勉強をしていた時で、先生から聞いたとの事!

こんなに全国的なニュースになっていると・・・
当事者の方の心痛はいかばかりかと思いますね。

学芸員の方ですから重要性は百も承知、上司のトップまで謝罪に
こられる大騒動に、さぞやつらい立場になられたことと察します。



Posted by しぎょうさん  at 21:09 │Comments(0)

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