2010年07月12日

弥生時代の繊維

高温多湿の西日本の気候は、2,000年前の弥生時代も同じ・・
弥生時代の夏・・吉野ヶ里の丘を歩く人々は「麻」を身に
まとっていました。

魏志倭人伝に「苧麻」(ちょま)と記述の麻は、近年まで
盛んに栽培されていました。
弥生時代の繊維
年配の方は「ラミー」といいますが、一般によく聞く名は
「カラムシ」、

道端や土手などに群生していて、草刈りを繰り返しても根は
しっかり生きているので、また出てきます。

刈り取りがされない所は、丈が1m以上になっていて「木」に
なっています。
弥生時代の繊維
葉っぱの裏は白・・・ですから風が吹くと、白い葉が波打って
結構きれいです。

「東洋の麻」といわれていた苧麻は、シャキッとして光沢が
あって、そしてなにより涼感があります。

夏、弥生の人々もいろいろと工夫しながら、おしゃれにも
気を配っていたのかも知れませんね。





Posted by しぎょうさん  at 20:45 │Comments(0)

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